子どもは遊びの天才！

『わるいことがしたい！』を読み終えて、絵本玉手箱に一緒に収める本は・・・

わんぱくピート (あかね世界の文学シリーズ)

装丁:湯浅レイ子 挿絵:浜田洋子
やんちゃな4歳の坊やピートが、相棒の影法師と一緒に、小枝、テントムシ、水たまり、などを見つけて楽しく遊ぶ日々が活き活きと描かれています。
三輪車で水たまりを通って濡れた車輪で道に絵を書いて楽しんだり、影法師とかけっこをしていつも一番になって喜んだり（笑)と・・子どもは遊びの天才です！
この作品のもう一つの湯の読みどころは、各章に必ず出てくる通りすがりの大人と出会いと、ピートとのやりとりです・・・彼らがピートの目線に立って、真正面からきちんと向かい合っている姿が実に微笑ましいです。
物語にはピートの家族はまったく登場しませんが、お話の中から、ピートが温かく大切に育てられていることがよくわかりますよ。
各章短く、「きょうもたのしい一日でしたね」、「きょうもゆかいだったね：という文で終わるので、寝る前の読み聞かせにいいですよ！（＾。＾）
2009年8月　読了