絵本玉手箱No.126 読書の秋

絵本玉手箱を開いたら、どこか懐かしい曲調で、星野源さんが本好きの気持ちを歌っている♪読書♪とともに『ほんなんてだいきらい!』が出てきましたよ。

ほんなんてだいきらい!  (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)

ほんなんてだいきらい!  (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ)

「本が大嫌いで、読書週間なんてなくなってほしいと思っている1年生の女の子。読書の時間がつまらなくて、いやでたまらないけれど、ふと気になった本を開いてみたら・・。」(出版社の内容紹介より)
ワーキングホリデー

ワーキングホリデー

   読書
目が覚めるとそこには
活字の星が夜に浮かぶ
起き上がると本は剥がれ
普通の朝が部屋を包む

どこまで読んだか
覚えていないや
歯磨きする時にも
片手に本を持ち続ける

寝癖その他めくるページ
むくれた顔が微笑むまで
小さな不安と喜び
今日もおはよう

扉開けて扉の中へ
僕は友達がいる
別の世に

さあ進め進め指が作る
夢は光を超える
はじまりはここから
目が覚めたらそこには
活字の海が夜に消えた

起き上がると本は落ちて
いつもの朝が外でしゃべるよ

ここまで読んだか
栞のノブをつかもう

扉開けて紙の中へ
僕には妻がいるの
別の世に

さあめくれめくれ指が作る
夢は光を超える
いつの日もここから