ウィスコンシン州の森でかくれんぼ?!

『もりのかくれんぼう』を読み終えて、絵本玉手箱に一緒に収める本は・・

ミンティたちの森のかくれ家 (Modern Classic Selection)

ミンティたちの森のかくれ家 (Modern Classic Selection)

  • 作者: キャロル・ライリーブリンク,中村悦子,Carol Ryrie Brink,谷口由美子
  • 出版社/メーカー: 文溪堂
  • 発売日: 2010/12/01
  • メディア: ハードカバー
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「1930年、世は正に大恐慌時代で町じゅう失業者があふれているアメリカ。ミンティとエッグスは、何をやっても、うまくいかないパパといっしょに町を出て、伯母のところに向かう。ところが、その途中、車が故障して立ち往生してしまう。そこで見つけた夏の別荘。ミンティたちは、森のなかにひっそりと建つその家で、ひと冬こっそりとかくれ住まわせてもらおうとするのだった・・。ニューベリー賞作家ブリンクがつづる、ウィスコンシンの豊かな自然を舞台のユーモアと詩情あふれる物語。:(出版社の内容紹介より)
この物語は、ワイルダーの『大草原の小さな家』と同時代に出版された児童書で、貧しいながらも、家族が力を合わせておおらかに生きていく姿を描いた作品です。
別荘に隠れているひと冬、いろんな事件が次から次へと起こり、家族がどのように乗り切るのかハラハラドキドキの飽きないストーリーです・・パパが得意のパンケーキ焼き、毎日、いろんな形で作るパンケーキも食べたくなります!
森が色づき始めた10月から新緑の5月まで、ウィスコンシンの季節の移り変わりが詩情豊かに描かれているので、大人も楽しく読める児童書です。
随所に織り込まれている中村さんの挿絵も楽しんで下さいね。

2011年 読了

anmoのつぶやき:表紙絵にひかれて買った児童書ですが、内容もよかったです!