絵本玉手箱No.6 今日も素敵な一日でしたね
絵本玉手箱を開いたら、ナット・キング・コールの♪ペイパー・ムーン♪とともに、『おやすみなさい おつきさま』が出てきましたよ。
おやすみなさいおつきさま (評論社の児童図書館・絵本の部屋)
- 作者: マーガレット・ワイズ・ブラウン,クレメント・ハード,せたていじ
- 出版社/メーカー: 評論社
- 発売日: 1979/09
- メディア: 単行本
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子うさぎちゃんのお部屋は、緑色のお部屋で赤々と暖炉に火が灯っていて,とても暖かそう。
子うさぎちゃんは、本を読むのがすきなんでしょうね・・ちゃんと本棚には、本がたくさん並んでますよ。
窓の外には大きな満月が出ているけど、暖炉の上にある時計は7時を・・ベッドに入ってもすぐには寝付かれない、子うさぎちゃん。
そこで子うさぎちゃんに名案が浮かびます・・私の大切なものに、ひとつひとつ「おやすみなさい!」と言ってあげようと!
自分のお部屋の中にある大切な物や編み物をしながら優しく見守っていてくれるおばあさんや猫、子ネズミにも「おやすみなさい」を言って・・・美しく輝くお月様と満天の星と夜も・・忘れてはいけません。
そして最後に、原文で"Goodnight noises everywhere"のフレーズを、「おやすみ そこここできこえるおともだちも」と訳された瀬田さんの文がいいですね。
ページをめくると少しずつ部屋が暗くなって、暖炉の上の時計を見れば8時10分。
もうすっかりお部屋も暗くなって、子うさぎちゃんもスヤスヤ夢の中へ・・・!
「おやすみなさい、子うさぎちゃん!あしたも素晴らしい日が待ってますよ。」
この絵本でもう一つ面白いのは、最初から最後まで自由にお部屋の中を動き回っている子ネズミ君です。
最後には窓辺にちょこんと座って、夜空を見てますよ・・おそらく子ネズミくんも夜空に「おやすみなさい」と言っているんでしょね。
もし私がこの絵本を書くとしたら、添い寝をしているお母さんと一緒に「おやすみなさい」と言ってる内容になるでしょうね?!
そこはきっと日本と欧米の子育て文化の違いからくるんでしょう。
- アーティスト: ナット・キング・コール
- 出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン
- 発売日: 1997/12/10
- メディア: CD
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