心に残る風景

『秋は林をぬけて』を読み終えて、絵本玉手箱に一緒に収める本は・・・

柿日和――喰う、詠む、登る

柿日和――喰う、詠む、登る

実りの秋となり、いろんな果物が店先に並ぶようになりましたね。
あなたは、果物では何が好きですか?
anmoは、小さい時から柿が一番好きでした・・・熟しきってやわらかくなる前の、少しコリッとした柿が好きですね。(上手い表現ではないですが・・・)
柿の季節が終わって、お正月前に親父の友人から決まって送られてくる干し柿も好きでした。
anmoにとって日本の秋の風景といえば、これも柿なんですね。
ちょうど40年前の今頃の季節、中学2年の時に熊本から鹿児島に行った修学旅行で見た風景でした。
阿蘇に行くときに初めて見た紅葉の景色も美しかったけれど、バスの車窓から見える家々の庭に植えられた柿の木でした・・やわらかい秋の日差しを浴びる柿の実が、本当に美しく見えました。それは、沖縄では見られない風景で、(柿が好きだったこともあるのか)心に残っている風景です。
今日紹介する本は、柿好きの稔典さんが、柿を詠んだ多くの俳句を紹介しながら、全国の柿の名産地を訪ね歩き日本人と柿の歴史を語り、柿をめぐるエピソードを書いた柿ずくしの本です。
ちなみに10月26日は、柿の日なんだって!正岡子規が、療養先から帰る途中、奈良県の旅館で柿を食べ、あの有名な「柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺」を作った日だそうです。
この秋も、いっぱい柿を食べましょう!(^。^)